カテゴリー: カキツケ

  • 憎悪の仲裁

     たった一つ、美しいものと安心できる場所があるだけで、醜悪な世界全体を許すことができる。  これは極めて幼児的…

  • 見ているわたし

     鏡の中に、唯一映りそこなったもの。  fadeする切り裂かれた主体。

  • 責任の範囲

     「誰が思考しているのか」については思考しないことだ。  それは権限の範囲を越えている。  「誰が思考している…

  • 時間のかかる証明

     ロジックに時間がなくても、ロジックのトレースには時間がかかる。  自然科学的な「帰納的」証明については言わず…

  • 眠り

     さしあたって、温まることだけを考えていれば。

  • 何も起こらない

     神様はきっと、わたしが生まれたことにも気付いていない。  だから大丈夫。だから大丈夫。  恐竜の足元をチョロ…

  • 原因

    強すぎる母の話なら聞き飽きた。

  • 汝閉経するなかれ

     わたしはもちろん、「閉経後の女は女ではない」などとは思っていない。  しかし、その存立自体が、「閉経後の女は…

  • 旅先での売春、オンナであること

     社会的に存在してしまうことの気の重さ。  観照の快楽から去勢されることによってこそ、fadingする対象とし…

  • travel me

     わたしを、旅する。  もちろん、探すべきはわたしなどではなく。  わたしではないもの、かつてわたしであったけ…