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男と女、愚者と狂人
男とは狂人のことであり、女とは愚者のことである。 狂人でも愚者でもない者は存在しない。 ただし、ほとんど…
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恥辱と罪・物質
罪のは裁くが、恥じらいのは傍観する。 明滅としての主体以前のものが、存在を恥らう。 しかしこの存在は、断…
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恥
恥じらいではなく、むしろ恥となってしまうこと。 物質になるとは、許されない赤裸々なものが世界に残り、恥その…
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分業
分業というファンタジーが、核心の一つのはずだ。 思考しないために存在してみたら、存在の背後で存在しないもの…
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真理への愛とホメオスタシス
真理への愛とは、畢竟死への執着である。 モノの領域、交換されざる経済の「変わらぬ」外部。 だから、真理へ…
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自分で自分を牢屋に入れる
自分で自分を牢屋に入れたのは、もちろん自由になるためだ。 贖罪の名の元に、吝嗇な計算により。 しかし本当…
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人体切断の記憶
分断してみるとどちらがになるのかと思ったら、やはり「こちら」がになった。 とは「こちら」に残るもののことだ…
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眠りたくない欲望、絶対に眠らない方法
眠りたいのに、それを別の欲求とすり替えているのではない。 眠りを巡る欲望は、眠りたくない欲望だ。 しかし…
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外国人、死者、<移行>
「死者とは何か」という問いに対する、最も隠喩的回答。
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答えを手にしてから問いを立てる死者
外国人と言っているのは、実は死人のことだ。 わたしたちは「棺桶に片足を突っ込む」ことによりニンゲンになる。…