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自分で自分を牢屋に入れる
自分で自分を牢屋に入れたのは、もちろん自由になるためだ。 贖罪の名の元に、吝嗇な計算により。 しかし本当…
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人体切断の記憶
分断してみるとどちらがになるのかと思ったら、やはり「こちら」がになった。 とは「こちら」に残るもののことだ…
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背中を愛する、生まれなかった子供
背中には一度も生まれなかった子供が張り付いている。 水子の表象は適切だが、その子はわたしたちすべての背中に…
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眠りたくない欲望、絶対に眠らない方法
眠りたいのに、それを別の欲求とすり替えているのではない。 眠りを巡る欲望は、眠りたくない欲望だ。 しかし…
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外国人、死者、<移行>
「死者とは何か」という問いに対する、最も隠喩的回答。
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答えを手にしてから問いを立てる死者
外国人と言っているのは、実は死人のことだ。 わたしたちは「棺桶に片足を突っ込む」ことによりニンゲンになる。…
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なぜ何かを隠さなければならなかったのか
隠されたものが何もなかったから。 何かを隠さなければ人間にはなれない。 だから、隠せるものなら何でもよか…
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<移行>の本質、隠れる
もうはっきり言ってしまうことができる。 の本質は、何かを「隠した」あるいは「隠れた」ということだ。 ただ…
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「ない」すらない
ところで、「ない」があるか、あるいは「ある」があるか、いずれにせよ何かがある、とするなら、「ない」すらない、…
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飛び立った者たちの言葉
言うまでもなく、閉じた象徴経済に「ないものはない」。 なぜなら、それは「ない」を「ある」と分節するための仕…
